タイトル: キャスト アウェイ

製作総指揮: ジョアン・ブラッドショー
製作: スティーヴ・スターキー
製作・出演: トム・ハンクス
製作・監督: ロバート・ゼメキス
製作: ジャック・ラプケ
脚本: ウィリアム・ブロイルス・Jr
撮影: ドン・バージェス
音楽: アラン・シルヴェストリ
出演: ニック・サーシー/ジョフリー・ブレイク/クリス・ノス/ヘレン・ハント/ジェニファー・ルイス/ピーター・ヴォン・バーグ/ラリ・ホワイト

宅配便のシステム・エンジニアのチャックが、米国から南米へ向かう途中、飛行機が墜落。彼は無人島に流れつき、そこでの生活を余儀なくされる…。全体の70%を占めるT・ハンクスのひとり芝居には圧倒される。木と水以外は何もない場所で、火を炊き、木の実を食べ、魚をさばく。当たり前のようにあったものがなくなってしまったとき、人間はどうするか。
そんなサバイバルライフを描きながらも、孤独と闘う主人公の心情をも救い上げたロバート・ゼメキス監督の演出はすばらしい。特に荷物のひとつだったバレーボールが、主人公の唯一の話し相手というのが泣かせる! 無人島での日々は、主人公がこれまで築き上げてきたものをゼロにしてしまうが、自由を手に入れるラストは爽快だ。(斎藤 香)


考えるだけでも恐ろしい、まさに現代から原始時代にタイムスリップしたかのような生活でした。
始めて無人島に着いてから、4年間という歳月が流れ、ほとんどトム・ハンクスの一人芝居でしたが、飽きずに見れたこと、4年後の痩せ方にはすごい驚きでした。バレーボールのウィルソンを相手に話しかけ、髪の毛はボサボサ、髭もボサボサ。4年間も無人島で過ごせたことに一番驚きましたねぇ。無人島での映像も素晴らしかったです!無人島から脱出する時の「ウィルソーン!」には切なくなります。
再び元の場所へ戻り、ラストの「僕はこれのおかげで…」の台詞に何ともいえない気持ちになってしまいました。今のように、時間に追われ、食べ物も着る物もなんでも揃っている時代だからこそ、この映画をみて考えることがたくさんありました。ラストシーンもなぜか爽やかな気分で見れました。

※人生に疲れた人、時間に追われている人、金持ちの人(笑)、プレッシャーで押しつぶされそうな人、自分は一人でも生きていけると言う人は見てみるといいかもです。

評価値:★★★★☆

by toda